2011年12月16日金曜日

第2回日韓演劇フェスティバル ご挨拶


「母と子、日韓の歴史の間(はざま)で」大阪マダン
 東京、大阪、福岡の三都市で開催される今回の日韓演劇フェスティバルは文化交流をより深化させる取り組みとなりました。
 1910年の韓国併合から36年に渡る植民地政策は韓国民に多大な迷惑を掛けると同時に多くの在日韓国・朝鮮人を産み出すことになりました。在日韓国・朝鮮人の最も多い地域である関西での開催の実現は意義のあることと思い、在日色をより鮮明にすることでほかの地域との違いを表現することになりました。韓国の劇作家であり、詩人である演出家の李潤澤(イ・ユンテク)氏と関西の役者たちのコラボレーション、済州島の古典芸能を演じるマダン劇団の参加は、日頃茶の間に流れる韓流ブームのテレビドラマ等とは違う生の芸術に触れる喜びがあると思います。マダンとは広場を意味します。「その時、その場で、その人々と」と言う消えていく芸術である演劇を通して、経済優先の現実の価値観を変革する機会にしたいと思います。
(第2回日韓演劇フェスティバル関西ブロック企画実行委員長・堀江ひろゆき)

日韓演劇フェスティバルへ、夢・羽ばたく                        
日韓演劇フェスティバルが関西でも開催できることになった。第二回日韓演劇フェスティバルは、東京、大阪、九州の3都市で開く。画期的なことだ。韓国の演出家を招聘して、関西在住の役者で舞台をつくる。韓国のマダンも来る。地元在日の劇団の公演、大阪の小劇場劇団のオリジナル、韓国戯曲や物語のリーディンング、と多彩なプログラムで彩る。
2月初旬から2週間のフェスティバルである。韓国と日本は、飛行機で2時間くらいの近い距離だ。しかし、まだまだ精神的には、遠い国だ。歴史の残酷さ、愚かな人間の欲望と判断は、いろんなことを狂わせてきた。だか、私たちは、両国の演劇人の演劇上演や語らいを交えて、素敵な方向へ向かって行きたい。私的なことだが、韓国へは観劇交流でソウル(京城)へ、演劇上演でチュンチョン(春川)へ行ったことがあるくらいであるが、このたびの、「小町風伝」は、日本の劇作家・太田省吾の作であり、韓国の優秀な演出家イ・ユンテクの個性豊かな上演で幕を開け、豊富な企画は、二国を近い距離してくれると想う。
(関西ブロック代表・菊川 徳之助)

日韓演劇フェスin大阪 全体予定

「母と子、日韓の歴史の間で」大阪マダン

日時:2012年2月3日(金)~19日(日)










場所:一心寺シアター倶楽 ドーンセンター
一心寺シアター倶楽                 ドーンセンター

チケットのお取り扱いについて

 特別割引券:6,000円 
 全作品の中から、3作品を選んでご観劇になれます。 
 ただし、ご予約の際に、観劇予定の作品と日時を指定して下さい。 


日本演出者協会  TEL 03-5909-3074  HP  http://jda.jp/

日韓演劇フェスティバルin大阪チケットセンター
   ヌーヴォ・スタシオン 劇団しし座(月~金・10時~18時)
     TEL&FAX 06-6653-9339
      E-mail  nikkan.engeki.festival@gmail.com

日韓演劇フェスティバルin大阪公式ブログ
    HP http://nikkan-engeki-festival.blogspot.com/

小野風伝はCoRich舞台芸術!(こりっち)でもチケット予約(12月22日より)ができます。
当ブログチケット予約ガジェットより予約画面に進めます。

小町風伝 日韓共同創作

2月3日(金)19:00 4日(土)14:00/19:00 5日(日)19:00
2月3日(金)日韓演劇フェスティバルin大阪オープニングセレモニー
   18:15~30分間予定(18時開場)
2月4日(土)14:00の回はアフタートークあり

会場/一心寺シアター倶楽
前売/3,000円 当日/3,500円


作/太田省吾 演出/李 潤澤(イ・ユンテク)

出演/浅雛 拓・大川こはる・笠河英雄・河東けい・門田 草・金子順子・鈴木泰子・高津征郎・竹橋 団・名取由美子・服部桃子・保木本佳子・堀部由加里・路井恵美子・南澤あつ子 ・宮田圭洋・宮村信吾・森本竜一・亘 敏治

1977年初演の太田省吾の「小町風伝」は、小劇場演劇の古典の名作と位置付けられています。今回の演出李潤澤氏は生前の太田省吾氏から韓国での上演を要請されたが実現できず、今回その要請に初めてこたえる舞台化に並々ならぬ意欲で望んでいます。
安アパートに住む一人の孤高の老婆が目覚めてからラーメンをすする朝食の一時に凝縮された世界、アパートの面々との生活の断面と、戦前の青春の中での生々とした人生、老いた現実の中での女の性、能の「卒塔婆小町」の現代版としての太田ワールドを34年経った今、韓国の演出家李潤澤が現在をどう描くか期待したい。

文化ゲリラ 李潤澤 イ·ユンテク
詩人・劇作家・演出家・シナリオライター・映画監督・ドラマ脚本家・密陽夏公演祝祭の芸術監督。1986年、演戯団コリペを創団、カマゴル小劇場を立ち上げた。
1990年代、韓国実験演劇の騎手として登場し、地域の演劇人としては最初に、「サンシッキム」(李ヒョンファ作)、「市民K」、「オグ」、「バボカクシ」等の作品でソウルに進出、韓国演劇界に衝撃を巻き起こした。1994年「請負人」、「旅立つ家族」(金義卿作)で東亜演劇賞及びソウル演劇祭受賞、1995年で東亜演劇大賞、演出賞大山文学賞等を総ナメし、韓国演劇を平定した。その後、伝統に基づいた言葉と身体を用いた舞台表現を通して、観客との疎通を図り続けると同時に、ミュージカルの演出及び制作を通じて、創作ミュージカルの可能性を発展させた。演劇活動を行ないながらも、詩や評論、シナリオ、テレビドラマ、新聞コラムを書く文学家でもあり続け、ミュージカル、舞踊、祝祭劇、イベントの演出など、多方面にわたって、最高の演出家として数えられる、前衛的な芸術家でもある。また、演技の訓練法に対しても関心を持ち、1995年、「我が劇研究所」を設立、演技訓練を通じて演技論の体系を導き出しており、ドイツや日本などで演技ワークショップを実施し、演戯団コリペのメソッドを発展させた。1999年からは、蜜陽演劇村にて、演劇共同体を運営し、約50余名の団員達と共に、演劇制作及び演技訓練に対する実験を続けてる。

【お問い合わせチケット予約】
第2回日韓演劇フェスティバル 関西ブロック企画実行委員会
〒542-0012大阪市中央区谷町7-1-39-315
スタジオ315内 TEL 080-4025-2202
http://nikkan-engeki-festival.blogspot.com/

日韓演劇フェスティバルin大阪チケットセンター (ヌーヴォ・スタシオン 劇団しし座)
TEL & FAX 06-6653-9339
E-mail nikkan.engeki.festival@gmail.com

小野風伝はCoRich舞台芸術!(こりっち)でもチケット予約(12月22日より)ができます。

当ブログチケット予約ガジェットより予約画面に進めます。

トンマッコルへようこそ

2月8日(水) 19:00

会場/ドーンセンター 7階・ホール
前売/3,000円 当日/3,500円 学生/前売・当日ともに2,000円

作/チャン・ジン 翻訳/洪 明花 演出/東 憲司(劇団桟敷童子)
出演/松田賢二・鈴木歩己・Chris Parham ・塩野谷正幸 ・原口健太郎 ・池下重大・桑原勝行・深津紀暁・井上昌徳・橋本克己・鈴木めぐみ・外山博美・川原洋子・山本あさみ・もりちえ・新井結香・中井理恵・大手 忍・板垣桃子

一枚の写真がある…敵対する兵士達が村の人々と一緒に写っている…なぜみんな笑顔なのか…?戦争が激化した1950年秋の暮れ…彼らはこの村で出会った…銃を構え、手榴弾を手に握り、脅しあい、悲鳴をあげて…。
古ぼけた写真が鮮やかに紡ぎ出す、トンマッコル村の物語。

東 憲司(劇団桟敷童子)
1999年に「劇団桟敷童子」を旗揚げ。劇団代表であり、劇作、演出、美術を手掛ける。ウェットな作風とダイナミックな大仕掛けの演出が融合した「生」への渇望みなぎる力強い作品は、大変高い評価を受けている。2004年から三年連続で岸田國士戯曲賞最終候補となり、『軍鶏307』(2007年)では鶴屋南北戯曲賞最終候補に選ばれた。『海猫街』(2006年)で第61回文化庁芸術祭優秀賞、『海獣』(2009年)で倉林誠一郎賞、『蟹』(2010年)でバッカーズファンデーション演劇激賞を受賞。

【お問い合わせ】

日本演出者協会
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-12-30 芸能花伝舎3階
TEL 03-5909-3074 FAX03-5909-3075
E-MAIL  j_d_a_info@yahoo.co.jp
HP http://jda.jp/

チョゴリの地(劇団タルオルム)・4月儀式 ホンミョ-虚の墓-(ノリペハルラサン)

2月10日(金) 18:00 11日(土祝) 14:00/18:00 12日(日 )13:00/17:00

合同競演(2本立て)
チョゴリの地(劇団タルオルム)
作・演出/金 民樹
4月儀式 ホンミョ-虚の墓-(ノリペハルラサン(済州島))(韓国語&字幕)
共同創作 脚色/キンキョンフン 演出/ユンミラン


会場/ドーンセンター1階 パフォーマンススペース
前売/3,000円 当日/3,500円
中高生・障がい者(介助者1名様無料)
前売/2,000円 当日/2,500円
小学生/前売・当日共に500円


チョゴリの地(劇団タルオルム) 作・演出/金 民樹

出演/金 民樹・姜 愛淑・卞 怜奈・洪 京枝李 知子・全小百合・浅野崇浩( 松竹芸能)・趙 清香

400年前, 南江に飛び込んだ一人の女性がいた…100年前、墨で汚れたチョゴリを洗う一人の女性がいた…チョゴリを紡ぐ母の姿と、その想いを受け継ぐ子の物語、三部作。

金 民樹
1974年、大阪生まれ。在日3世。朝鮮大学校政治経済学部哲学科卒業。2003年より、一人芝居『ヨボセヨ?ウリマル』、古典劇『ノルボ伝』、『春香伝』各地で上演。27公演-観客動員4000人を超える。2005年6月、劇団タルオルム旗揚げ、代表を務める。作・演出に『ゆらぐ』、演出にマダン劇『4.24の風』、『トッキ伝』等がある。 Mayの座長金哲義とUnit航路‐ハンロ‐を結成、精力的に活動している。

4月儀式 ホンミョ-虚の墓-(ノリペハルラサン(済州島))(韓国語&字幕)共同創作
脚色/キンキョンフン 演出/ユンミラン

出演/ユンミラン・ユンヒョンスッ・ヤングンヒョッ・ヒョンエラン・ウスンヒョッ・カンチャンフン・キンヒョンチョル・チェヒヨン・チェサンドン・チョンウンシッ・キンジフン

理由もわからず虐殺から逃れた村の人々。洞窟の中で生活を始めるが…1940年代後半から50年代にかけて済州島で起きた実話をもとに描く、韓国の血塗られた闇。

キンキョンフン(作家・演出家・俳優・詩人)
1962年生まれ。1987年8月‘ノリペハルラサン’創立会員。1989年‘ノリペハ
ルラサン’代表歴任。済州作家会議会員。詩集に「きれいな子は皆死んで」「運動不足」「不服従ハルラサン(日本語訳)」などマダン劇台本集「こっそりおいで」。MBCラジオ済州ドラマ10部作「ハルラサン」執筆。
ユンミラン(俳優・演出家)
1991年2月入団。第20回全国民俗劇ハンマダン民族俳優賞受賞。2007, 2010年度‘ ノリペハルラサン’ 代表歴任。現 重要文化財第71号 済州チルモリタン儀式 保存会 伝修奨学生。演出作に1999年1月 青少年 劇 ヘオルム 創立公演‘ 教室イデア「’マダン劇 セギョンノリ」(04) 四儀式‘百祖一孫’(10)

【お問い合わせ(ご予約)】
E-mail talorum2005@yahoo.co.jp
HP http://www.office-wink.com/tal-orum/

異郷の涙 劇団太陽族

2月11日(土祝)19:00 12日(日) 15:00

会場/ドーンセンター7階・ホール
前売一般/3,000円
前売学生/2,000円(当日要学生証)
前売ペア割引/5,000円(劇団予約・前売のみ)
当日一般/3,300円 当日学生/2,300円

※全席自由・日時指定・整理券番号付

作・演出/岩崎正裕(劇団 太陽族)
主催/劇団 太陽族
助成/芸術文化振興基金
出演/森本研典・南 勝・岸部孝子・篠原裕紀子・前田有香子・佐々木淳子・中西由宇佳・韓 寿恵・米田 嶺・キム・ジュンテ・チョン・ウォンテ・キリル

今を生きる人びとの姿を活写し、社会を浮き彫りにする作品を提示してきた劇団 太陽族。今回は、韓国から俳優を招き共同製作に挑みます。高度経済成長期の日本を生きた韓国人男性の人生を軸に、戦後から現在に至る日本を見つめる物語。日韓に横たわる歴史認識の差異、領土問題、在日コリアンなどさまざまな問題やわだかまりへのベクトルを持ちながら、戦後生まれの我々の現在を普遍的な人間ドラマとして描きます。

岩崎正裕
1963年三重県鈴鹿市生まれ。劇作家・演出家。劇団 太陽族代表。現在、アイホール劇場ディレクター、NPO法人大阪現代舞台芸術協会理事長、大阪芸術大学短期大学講師など。
1982年大阪芸術大学舞台芸術学科入学。同年「劇団大阪太陽族」(現:劇団 太陽族)を旗揚げ。1990年から「199Q 太陽族」2001年から現在名で活動を継続。1994年「レ・ボリューション」で第1回OMS戯曲賞佳作、1997年「ここからは遠い国」で第4回OMS戯曲賞大賞を受賞。その他1997年大阪市さくやこの花賞、1999年兵庫県芸術奨励賞、2000年大阪府舞台芸術奨励賞などを受賞。代表作はほかに「空の絵の具」「それを夢と知らない」「音楽劇JAPANESEIDIOT「越境する蝸牛」「往くも還るも」など。劇団での活動のほか、各地で戯曲塾講師や演劇ワーク
ショップ講師や、プロデュース公演・市民参加舞台の作・演出を手掛け、舞台芸術普及活動を広く展開している。

【お問い合わせ(ご予約)】
劇団 太陽族
TEL&FAX 06-4801-4724
E-MAIL taiyozoku@osaka.email.ne.jp
HP http://www.ne.jp/asahi/gekidan/taiyozoku/