2011年12月16日金曜日

韓国文学リーディング(日本語) 秘密の花園・詩人尹東柱を詩う-「日帝残滓清算」をあらためて-

2月13日(月)19:00 14日(火)19:00

会場/一心寺シアター倶楽
前売/1,500円 当日/1,800円


韓国文学リーディング(日本語)

秘密の花園(朗読劇団 朗読GEN)

原作/金 倫永 翻訳/西村麻里・金 京子
上演台本・構成・演出/秋山太加
出演/秋山太加・田中章恵・太田淑子・福嶋左知子

初めて取り組む韓国現代小説。メンバー4人で韓国の6人家族を演じます。物語は1997年、大統領選挙を背景に始まる。小学生のカン チョンアにとって叔母は憧れの人。でもその叔母は80年代の学生運動に関わって投獄されたことがあり、今は死んだように毎日を送っている。叔母とチョンアは時々、二人の秘密の花園に出かける。ある日、叔母の枯渇した心の花園につぼみが芽生えは
じめた。 果たして、叔母は新しい未来に向かって生きていくことができるのか・・・。お互いの思いのちぐはぐさがおかしい、けれどやっぱり思いあっている、そんな家族の姿が、シニカルな中にも、ユーモアに富んだ文章で描かれたこの小説の魅力を朗読劇でお届けします。

詩人尹東柱を詩う-「日帝残滓清算」をあらためて-(泉南マダン)

原作/尹東柱 翻訳/金時鐘・石捷間 他
構成・演出/石捷間(ソク・チョプカン)
出演/泉南マダン(韓国芸能演奏グループ:代表・石井宏)・シュワ’K (手話コーラスグループ:代表・川畑貴子)

「日帝残滓清算」というと、日本では生硬なる閉ざされた左翼集団の政治的専門用語のように使われているが、韓国ではごくあたり前に使われている言葉です。そして韓国でも日本でも民衆は未だに「日帝残滓」から解放されていません。この言葉をよりどころに、日本を見なおしてみると、「本名」を呼び名告る在日朝鮮人教育・差別抑圧を超えて共生社会を築く人権運動、朝鮮語・手話・朝鮮の芸能の復権と流布、泉南アスベスト国賠訴訟支援など、様々な課題が浮き上がってきます。詩人・尹東柱を詩いながら日韓の東アジアの今をあらためて考え直したいと思います。

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